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九州大学 国際法務室

トピックス

大学と安全保障輸出管理を考えるセミナー開催報告

 大学が政府より安全保障輸出管理実施を要請されて約6年が経過しようとしております。その間、本学を含め全国の多くの大学では、安全保障輸出管理体制の構築・運営等の取組みを積極的に行ってきました。しかしながら、取組みを行えていない大学も少なくはなく、また輸出管理は、大学の研究者や教員から、国際化するアカデミアへの挑戦ではないかと受け止められる場面があるのも実情です。
そこで我々九州大学国際法務室は、顧問弁護士の所属する「モルガン・ルイス&バッキアス」に協力頂き、平成24年度の1年間をかけて、日本より先進的とされる米国の大学で輸出管理は一体どのように捉えられ、どのように取り組まれているのかについて実態調査を行いました。
本セミナーでは、当実態調査で得られた情報を参加者の皆様と共有するとともに、輸出管理の有識者をお招きしパネルディスカッションを行いました。 当日は大学関係者のみならず、多くの民間企業、各省庁関係者からのご参加を頂き、盛大に執り行うことができました。ご参加・ご支援いただきました皆様方には厚く御礼を申し上げます。

日時:平成25年5月28日(火)13:30〜17:30
場所:六本木ヒルズ森タワー22階 セミナールーム

1.開催挨拶

  • 九州大学 国際法務室
    室長(理事・事務局長) 本木 章喜
  • モルガン・ルイス&バッキアス 外国法事務弁護士事務所
    矢野リサ 外国法事務弁護士(NY州、CA州)
  • 文部科学省 高等教育局
    学生・留学生課長 松尾 泰樹様

2.米国大学における調査報告

  • モルガン・ルイス&バッキアス 外国法事務弁護士事務所
    矢野リサ 外国法事務弁護士(NY州、CA州)
  • 九州大学 国際法務室
    佐藤弘基  学術研究員

国際法務室と共同で実態調査を行ったモルガン・ルイス&バッキアスの矢野リサ外国法事務弁護士(NY州、CA州)より、米国における輸出管理法体系について説明がありました。特に米国の大学のFundamental Researchの捉え方について詳しい説明がありました。

九州大学国際法務室 佐藤弘基学術研究員より、実態調査の報告がありました。特に日本の輸出管理との比較を行いながらの報告となりました。

3.パネルディスカッション
テーマ:「国際化する大学にふさわしい輸出管理とは?」

〈パネリスト〉

  • 横浜国立大学 研究推進機構・教員、安全保障輸出管理マネージャー 中田修二様
  • 一般財団法人 安全保障貿易情報センター(CISTEC)参与 新留二郎様
  • モルガン・ルイス&バッキアス 外国法事務弁護士事務所
    矢野リサ 外国法事務弁護士(NY州、CA州)

〈モデレータ〉

  • 九州大学 国際法務室 副室長(教授) 岡田昌治

 モデレータの岡田教授より、「国際化の波が来ているのは企業だけではなく大学においても同様であるが、企業とは異なり大学はコンプライアンスが浸透していない。今後日本の大学はどのように考え取り組んでいくべきか。」との問題提起がありました。 本パネルディスカッション(120分)では「入口管理」、「中間管理」、除外規定の「基礎科学分野の研究活動」、米国での除外規定「Fundamental Research」について幅広く議論が繰り広げられました。 終盤では、参加者からも様々な質問・意見が上げられ、とても有意義な意見交換の場となりました。

横浜国立大学 研究推進機構・教員、安全保障輸出管理マネージャー 中田修二様は、現在大学で輸出管理を担当している立場から、大学における輸出管理の実態、あるべき体制等について意見を述べられました。

一般財団法人 安全保障貿易情報センター(CISTEC)参与 新留二郎様は企業で輸出管理に携わってきた立場から、企業(産業界)と大学の輸出管理の相違点について述べられました。

九州大学 安全保障輸出管理統括責任者 安浦寛人理事は、大学を代表する理事の立場と同時に、研究者という立場から意見を述べられました。特に大学における安全保障輸出管理の推進と、学問の自由の相克について意見を述べられました。

モルガン・ルイス&バッキアス 外国法事務弁護士事務所 矢野リサ 外国法事務弁護士(NY州、CA州) は、米国の政府や米国大学の立場から、様々な意見を述べられました。

最後にモデレータの岡田教授より、今後も産学官が集まれるような会を増やしていきたい旨の発言があり、当セミナーは閉会しました。

九州大学国際法務室がモルガン・ルイス&バッキアスと共同でまとめた調査報告書(米国の大学における輸出管理の実態)をご希望の方は下記までご連絡下さい。

連絡先:

九州大学国際法務室
メールアドレス:export_control*imaq.kyushu-u.ac.jp
(*を@に変更の上送信下さい。)

メールには下記の情報を記載下さい。

  • ご氏名
  • ご所属
  • 報告書送付先住所(郵便番号も記載下さい。)
  • 必要部数
  • メールの件名に「報告書を希望する」旨の記載をお願いします。

以上

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