外国人研究者・外国人留学生等の入口管理
入口管理には、外為法の精神を守り、外国人研究者及び外国人留学生の本学への受入れが我が国及び国際の安全保障を脅かす一因となることのないよう、受入れの前後を通して懸念の有無を確認し適切な管理を実施することを含みます。
入口管理は、上記の「安全保障輸出管理」をより効果的なものにし、国内・国際の安全保障並びに世界の平和に貢献することに繋がることが期待されます。
申請の前に
申請が必要な外国人
- 外国ユーザーリスト掲載機関の所属の(または当該機関での研究等の経験がある)もの
- 国連武器禁輸国、懸念国の出身の(または当該国での研究等の経験がある)もの
- 所属機関または過去の所属機関が外国の軍等に関係するもの
- その他、安全保障上の懸念の疑いがあるもの
※なお、JSPS外国人特別研究員および日本政府(文部科学省)奨学金留学生での受け入れの場合は、上記にかかわらず全て申請が必要となります。
申請前の確認事項
ご申請いただく前に、以下に記載してあることを確認してください。
- 所属機関の軍事への関連の有無
- ユーザーリスト/ エンティティリストへの掲載の有無
- 技術提供の有無
外国人受入申請
申請は、法務統括室のシステムで行なっております。
申請者
研究もしくは教育を実施することを目的として本学に滞在又は本学を訪問する外国人研究者(本学との雇用関係の有無は問いません。)もしくは外国人留学生(正規、非正規は問いません。)を受け入れようとする教員/担当部局。
申請方法
法務統括室のシステムから申請してください。
※初めて申請される方は、システムへの仮登録が必要です。(仮登録後、メールにて本登録のリンクが送られますので、そのリンクより本登録を行なってください。)
操作マニュアル
操作マニュアルは、学内限定となっております。
マニュアルをご覧になる前に、一度学内システム(九大シングルサインオンシステム)にログイン(ログイン後、本ページにお戻りください。)をお願いします。
申請後の流れ
申請後は、以下の図のようなフローで行われます。申請から確認書発行までは、通常約1ヶ月程度かかります。
申請者・申請部署の皆様へ
ステータス「確認依頼」に進んだ場合、システムから確認依頼メールが自動送信されますので、システムにログインして、確認書を確認してください。(連続して複数件自動メールが送信される場合もあります。)
1 審査の過程で、担当事務・受入担当教員にご連絡する場合があります。
2 修正依頼は、システムのメモもしくは法務統括室宛にメールでご依頼ください。法務統括室にて修正後、ステータスは「確認済み」になります。
参照
よくある質問
Q01留学生の出身機関が外国ユーザーリストに掲載がありました。技術の指導を行おうと思うのですが問題ありませんか?
A九州大学安全保障輸出管理要項第3条(例外の確認)をご確認下さい。当該技術の提供が例外に当たれば学内申請は不要ですが、例外に当たらない場合は学内申請が必要です。
Q02大学に2ヶ月だけですが、雇用されている外国人は居住者になりますか?
A外為法上、雇用された時点で居住者になります。ただし、本国での所属先などを確実に把握し、帰国後に軍事転用等がないことを前提に技術を提供する必要があります。「外国人研究者及び外国人留学生の入口管理手続きに関するガイドライン」に従い、必要な場合は手続きをしていただくようお願いいたします。
Q03JSPSで受け入れ予定の場合、既に本学に在籍している外国人研究者についても入口管理が必要となりますか?
Aはい、JSPSにて受入予定の方は、本学に在籍している方も例外なく入口管理が必要となります。