九州大学 法務統括室

安全保障管理

本学では、これら社会の要請に確実に応えるべく、法務統括室が中心となり、

3つの柱をもって安全保障にかかる管理を実施しています。

 外為法に基づく安全保障輸出管理(貨物の輸出) 外国人研究者・外国人留学生等の入口管理(外国人受入審査) 国際産学連携等の研究受入管理(与信調査等)

安全保障管理

本学では、国際間の学術交流や国際的な産学官連携の機会が増加しており、外国人留学生等への先進技術の指導等や海外の大学・民間企業への研究資機材や研究成果物の送付(もしくは持ち出し)など、国境を越えた教育活動や研究が活発に行われております。
こうした状況は国際化の観点からは大変望ましいことですが、国際社会においては、それら先進技術や資機材が大量破壊兵器を開発等している国やテロリストに渡ってしまうことも懸念されています。我が国の大学も、外国為替及び外国貿易法(昭和24年法律第228号)その他関係法規(以下「外為法」といいます。)に基づいて、留学生等の管理や海外への研究資機材等の送付(もしくは持ち出し)等の管理を確実に行うよう強く求められております。

外為法に基づく安全保障輸出管理

我が国をはじめ多くの国では、大量破壊兵器の製造・開発につながるような貨物(もしくは技術)が、自国及び国際社会の安全を脅かす国家やテロリスト等に渡ることを防ぐため、先進国を中心とした国際的な枠組みを作り安全保障の観点に立った管理を行っています。我が国においては、この取り組みを外為法に基づき実施しており、大学も法を遵守した対応を実施しなくてはなりません。
本学では九州大学安全保障輸出管理規程を2010年4月に施行しました。当規程では、海外への研究資機材等の送付(もしくは持ち出し)を行う場合や外国人研究者(留学生)等への技術の提供を行う場合において、大学として一元的な管理を行うことを定めています。 研究者の皆様には、海外への研究資機材等の送付(もしくは持ち出し)を行う場合や外国人研究者等への技術の提供を行う場合には、以下に従い、必ず事前に輸出管理の申請手続きを実施されるようお願いいたします。

 外為法に基づく安全保障輸出管理申請貨物の輸出申請はこちらから

外国人研究者・外国人留学生等の入口管理

入口管理には、外為法の精神を守り、外国人研究者及び外国人留学生の本学への受入れが我が国及び国際の安全保障を脅かす一因となることのないよう、受入れの前後を通して懸念の有無を確認し適切な管理を実施することを含みます。
入口管理は、上記の「安全保障管理」をより効果的なものにし、国内・国際の安全保障並びに世界の平和に貢献することに繋がることが期待されます。

外国人研究者・外国人留学生等の入口管理申請外国人受入の申請はこちらから

国際産学連携等の研究受入管理(与信調査等)

本学では、国際産学官連携活動を安全かつ適切に遂行することを目的として、国際産学官連携ポリシー並びに国際産学官連携研究等の受入に関するガイドラインを定めています。学術研究・産学官連携本部が担当する手続きフローに従い、教職員及び部局事務は、連携組織及び連携内容の適切性を確認し判断することが求められます。法務統括室では、これら国際産学官連携活動の他、国際的な活動全般(学術交流等)について、その受入れ前に求められる連携組織等にかかる与信調査をサポートしております。

国際産学連携等の研究受入管理(与信調査等)

E-Learning

九州大学オンライン研修システムで、安全保障管理に関するE-Learningを受講・閲覧することができます。(学内限定)

オンライン研修(学内限定)